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■ふじいでら春季ウォーク2024 2月18日(日)早朝から晴天で絶好のウォーク日和となり、当日の参加者は108人と久々の大成功でした。今回のハイライトは道明寺の国宝「十一面観世音菩薩立像」が拝観できる事で、尼崎市、岸和田市、大阪市の遠方からも多くの方が参加されました。9時頃から順次、道明寺天満宮境内の5分咲きの梅花を観賞しながらスタートしました。 道明寺の本堂ではご住職が熱心にわかりやすく説明され、皆さんご本尊の華麗さ、重厚さを存分に堪能されたご様子でした。来年の万博開催中、ご本尊は天王寺美術館に長期出張され不在となり、その間は「試みの十一面観世音菩薩立像」が展示されるそうです。
■大阪・奈良 歴史街道リレーウォーク - 第7幕 わが町の自慢 - 12月2日、朝からの快晴。58名の参加者のみなさんもスタッフも気分上々です。(写真左はリレーウォークのシンボル旗。写真右は天満宮で説明を聞かれる参加者の皆さん) 道明寺天満宮の宮司さんから、道明寺が土師氏の本拠地であり、世界遺産百舌鳥古市古墳群の担い手として活躍したことを解説していただきました。また、浅草神社の例を出し、全国にその足跡を残しているとお話しされますと、「ほー」と声があがりました。 午前中は、菅原道真公由来の国宝を拝観した後、国府台地(こうだいち)上に並ぶ古墳群を巡りました。 午後からは、まず、アイセルシュラホールの展示室の見学です。古墳時代の様々な出土物や土師氏由来の円筒埴輪棺や古墳造りの村の様子などが紹介されました。また、秋晴れの空にシュラホールの姿がすっきりと美しく、写真撮影を楽しまれる方も多かったです。 リレーウォークは、各地域でボランティアガイドをしておられる方も大勢参加されており、あちらこちらで歴史談義に花が咲く、楽しい一日となりました。(2023.12 小田島洋子) ■弘法大師のお休み石 7月27日、道明寺から東高野街道を200mほど南に下った所で、「弘法大師御休石」の改修竣工の除幕式があった。市長、道明寺住職、道明寺天満宮宮司、大師講、道明寺まちづくり協議会他多くの関係者が参列された。紅白の幕に囲まれ、中央に置かれたお休み石は白布に覆われており、市長他の代表者の手によって除幕の紐が引かれ、どっしりと横たわった花崗岩が姿を現した。ここに至る経過のお話があり、弘法大師が高野への道すがらこの石に腰かけてお休みしたこと、近くの小川にかかっていた石橋であったこと、その石を立ててお堂に祀ったこと、堂屋根が朽ちかけて危険だったこと、そしてお堂の改修から今日の除幕式となったのです。 大師堂の時は立っていた石を、誰でも気軽に座り休めるようにと、改修後は横にされています。除幕のあとは、次々と皆さんが座り、私も観ボラの仲間と一緒にその石に座って往時を偲びました。皆さんも一休みして下さい。 羅の尼御前の引く除幕紐 克夫 (2023.8 桃井克夫) ■世界遺産学習フィールドワーク 小学校6年生に地元の歴史遺産や世界遺産古市古墳群の魅力を知ってもらおうと、4年ぶりに市教育委員会、文化財保護課、各学校、藤井寺市観光ボランテイアの会の4者が協力して実施しました。 梅雨の真っただ中、幸いに全校実施でき、5月18日から最終6月9日までの間、市内全小学校7校、中学校1年生1校も参加、677名が参加しました。10名ぐらいの班に分かれて行動、みんなで協力しながら、古墳等を巡り、観光ボランティアガイドの説明を聞き、メモやタブレットでの撮影、記録など熱心に取り組んでいました。学校に帰ってからも、グループでまとめて発表し合うようです。 子供の頃に、地元のすばらしい歴史遺産や世界遺産に触れ、親しみや愛着を持ち、大事にする気持ちが育まれたらと願っています。 (2023.6 田仲芳一) ■ふじいでら2023春季ウォーク 今年の4月22日、天気は晴れ、気温15度~18度で、参加者は135人となりました。道明寺天満宮で受付後に10班編成で出発。 鍋塚では「駅から歩いて1分登れる古墳」の(私のみの)キャッチコピーでアピール。仲姫命陵古墳では墳丘長290mの大きさや距離感を楽しんでもらい、ややかすみ気味だった古室山古墳からの眺望は満足していただけたかな? 応神天皇陵古墳の拝所前で、日本で2番目の425mの墳丘長を誇る古墳の形や、応神天皇の説明を聴いていただく。シュラホールでは藤井寺市文化財保護課・山田先生から「藤の森古墳」の説明があるが、子ども達は横穴式石室内をのぞき見して興味津々。最後は白色の藤が満開の葛井寺でガイドを終えました。 (2023.4 森 芳明) ■ふじいでら秋季ウォーク 今年の秋季ウオークは12月4日(日)シュラホールから9時30分スタートで行われた。 参加者38名、観ボラ14名。朝から曇りがちの天気で参加は伸びなかった。 私はD班、参加者8名、観ボラ5名について回ったが、こじんまりとして丁寧な説明がよくわかり 楽しく回れた。まず藤の森古墳の山田先生の説明を聞いて、シュラ館内に入り30分、3階の会議室からの生駒や奈良方面の展望は見事であった。 その後の仲哀天皇陵も墳丘長245m、幅50mの濠を巡らせ、その景観の美しいご陵である。 また、春日丘住宅は池や田のこの地に大屋霊城が計画的に田園都市として開発した高級住宅地で 立派な屋敷が並んでいる。 辛国神社に行くとまだ七五三の男児家族がお参りしていた。「大阪緑百選」で十数種の椿の木が 植えられている。さらに葛井寺は西国五番札の霊場で、今25観音菩薩堂が改築中で、2025年 完成見込みである。さらに魅力を倍増することだろう。 11時40分、終わったところで小雨が 降ってきた。 (2022.12小野常芳) ■梅まつりの前 今日は一月二十五日、隣の道明寺天満宮へと散歩する。石段を登り山門を潜って参道を進むと露店が出ており、骨董市も立っているが静かなこと。鷽替まつりの日だが、オミクロン株の急拡大で、かえましょかえましょ、の掛け声や人の騒めき等の賑やかさはない。交換やめ!の太鼓の音が懐かしい。只で頂く代りに木彫の鷽鳥のお守りを買う。 参拝を終えて梅園へ。右手の入口に早々と紅梅が咲いている。隣の梅の木々は蕾が固い。句碑がある「梅の花親し菅公びいきゆゑ 美典」は河内野の主宰の句、菅公びいきとは言い得て妙だ。そのすぐ奥に「早梅の片はなびらを立つるあり 泗水」の碑、開き初めた梅の瞬間を捉えた句。かつて句碑建立の時に私も立ち合った懐かしい思い出がある。観梅橋の上から梅園を眺めるが、ところどころちらほら開き始めているだけ。満開時の赤白ピンクの色彩はなく、馥郁たる香りもない。 おじいさんの木と称されるムクロジの大樹が枯枝を十方へ広げ立つ。二本あったが手前の巨樹は台風で倒れ、残った根元からひこばえが三本天へと伸びている。梅園の奥へ進むと「創立十周年記念植樹 藤井寺市観光ボランティアの会」の古びた立札が建ち、平成二十七年二月八日とあり、枝垂梅はどこか元気がない。梅園の一番奥に土師氏の祖の土師連八嶋を祀る八嶋社の祠があり、唱歌絶世の人とある。その右手に、片岡仁左衛門の献木の枝垂梅があり「菅原伝授手習鑑上演成功祈願」とある。ちょうど大阪の日本橋の文楽劇場で初春公演の「菅原伝授手習鑑」の「寺子屋の段」の人形浄瑠璃を仲間と一緒に見て来たところだ。菅丞相・白太夫・三人の息子の一人、松王丸。菅秀才の身替りになった松王丸の息子小太郎の潔さ、その悲しみを必死でこらえる夫婦の情を、太棹の音と太夫の語り口と人形の慟哭の仕草が蘇ってくる。 あと一か月で梅花祭、天満宮の年に一度の例祭で境内や梅園は人出に溢れる。七十種七百本の梅は見事なもの。二月二十五日を楽しみにしている。観ボラのテントも参拝客や観梅の人達への対応で忙しいことだろう。今年は奉納俳句にどれだけの人が献句してくれるだろうか。期待と不安が入り混じる。 (2022.1 桃井克夫)。 ■イベント部企画「古代衣装撮影会」 11月22日、撮影日にぴったりの空の青さと木々たちの紅葉の朝でした。 葛井寺に集合したスタッフとモデルさん一同、ちょっとした緊張感なのか、コロナ禍なのか、かたい表情でしたが、部屋に入って衣装の着付けやメイクをしてもらっていると徐々に古代人、気分は古代人段々表情がほころび明るい笑顔が増えてきました。 いよいよ境内に、お参りの方も数人おられて、今から何が始まるのかと私たちの方に釘付けのようです。 陽ざしがスポットライトのように当たってカメラマンさん達もたくさんおられて一人一人が楽しくなるオーラが少しずつ出てきているようで、ちょっとした雑誌のモデルかと勘違いしそうなくらいシャッター音が響くにつれて色々なポーズも続々飛び出してきて、うれしそうでもあり、照れくさそうでもあって、記念撮影後、次の撮影場所へと移動します。 コロナ禍でなければ、沿道にはお客様がたくさんで手を振ってくれるイメージで辛國神社へと~、七五三を祝うご家族とふれあって、ほのぼのとした空気の中、参道を優雅に歩き、境内に、お参りをして再び撮影をしました。 撮影にふさわしい場所がたくさんあるので、今度はモデルさん自らがカメラマンさんにポーズをとって催促する風景もあって、みんなが楽しんでいる姿が伝わってきました。 最後はゆめぷらざへと商店街を行列して行くにつれて途中通りすがりの人たちがたくさんが振り向いたり、立ち止まったり、手を振ってくれた子供たちも居て、益々ヒーロー気分で到着して最後の記念撮影、最初から比べるとテンション上昇、そのまま葛井寺へと戻ってきました。衣装を1つ1つ取り外して行くにつれて古代より現実に戻って来ました.短時間でしたが楽しい時間を過ごすことができました. その後は葛井寺の森住職よりお言葉を頂き、続いて、荻野さんのユーモラスでわかりやすく、内容豊富な葛井寺にまつわるミニ講座、知識が広がり誰かにしゃべりたくなるようなお話でした。 充実感あふれる貴重な体験が出来き、文化祭を思い出させてくれた楽しい半日でした。イベント実施開催についてたくさんの方々に大変お世話になりました。ありがとうございました。 (2020/11 足立敦子) コロナ禍、イベントがほぼ取りやめになりました。イベント部の発案で 今回は本ボランティア会員からモデルを募って実施しました。 ■令和2年 「道明寺天満宮 梅まつり」2月9日~3月13日 昨年7月に百舌鳥・古市古墳群が「世界文化遺産」登録されたのを機に本会に入会しました。初めての分野なので右往左往しております。 道明寺天満宮の「梅まつり」に合わせ設けた境内のテントブースで、参拝の皆さまに天満宮縁起や地域の古墳群地図など資料の配布、説明や案内をさせていただきました。 幸いその日は良い天気で「老若男女」が参拝や観梅を終えてテントに立ち寄り、古墳のことや文化遺産に登録された古墳の写真を見て熱心に説明を聞いておられました。お客様の中には東京から日帰りで来られ、近くの古墳を見て九度山まで行きますと言っておられる強行軍の方もおられました。 梅の花は、天候不順、暖冬で例年より2週間ほど早く2月20日には盛りを越したようです。梅まつり 奉納俳句は昨年より少し多く400近くの投句がありました。 コロナウィルスの影響で予定より4日早く25日にテントでの案内を終了させていただきました。四月の本会「春季ウォーク」も中止になりました、早く事態が終息し安心して活動ができるように祈念してやみません。 期間中、お越しいただいたお客様、ご協力をいただいた関係者の皆さまありがとうございました。 (2020/3 川崎) ■令和元年 ふじいでら秋季ウォーク ~ココがすごい!“古市古墳群~” 11月16日(土)、ふじいでら秋季ウォークが開催されました。世界遺産登録を記念して、配布資料の中に記念冊子とタオルも入っています。形も大きさも様々、登れる古墳あり、見学できる石室ありと、バラエティーに富んだ古市古墳群の魅力をたっぷり詰め込んだ、半日約5kmのコースです。 朝から天気も良く、絶好のウォーク日和となりました。参加者も183名を数え、順次ガイドの誘導でスタートです。道明寺天満宮~仲姫命陵古墳~古室山古墳~応神天皇陵古墳~仲哀天皇陵古墳~生涯学習センターで出土品などを見学の後、藤の森古墳石室がゴールでした。そこでは、豪華景品の当たる抽選会と記念品のプレゼントがあり、希望者は藤本酒造醸へご案内しました。 藤井寺市内や近郊はもちろん、府外からも大勢ご参加いただきました。古室山古墳後円部頂上からの眺め、応神天皇陵古墳の神秘的な佇まい等を存分に楽しんでおられたようです。世界遺産となった古市古墳群の魅力を少しでも感じていただき、興味をお持ち頂けたでしょうか。長い歴史の中で古墳と家々が対話する街、藤井寺の素晴らしさを一人でも多くの方に知っていただければと思います。 ウォークに参加された方々、ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。(2019/11 網本) ■第9回あい・うぉーく 藤井寺西小学校 藤井寺南小学校 「9月29日(日)、藤井寺ライオンズクラブ、当市青少年指導員会、市教育委員会の共催で「あい・うぉーく」が実施されました。毎年、藤井寺市内の小学校を対象に順次実施されている行事で、今年は藤井寺西小学校と藤井寺南小学校の児童および保護者合計77名が参加しました。 シュラホールに集合し、学校周辺の仲哀天皇陵古墳、鉢塚古墳を巡るウォークです。 私たちは参加者と一緒に歩き、ガイド役として参加しました。 藤井寺市長の挨拶の後、いよいよ出発です。低学年は保護者と一緒に、また高学年は友達同士での参加で、ずいぶんとにぎやかです。 仲哀天皇陵古墳では「おおきいなぁ」とながめて歩いて、改めてその大きさを実感したようです。鉢塚古墳は西小学校の近くでもあり、「ここ登ったことある!」と誇らしげでした。 シュラホールには来た経験はあるものの、展示物をじっくり見るのは初めて方が多いようで、説明を静かに聞いていました。また、今年敷地内に移設された藤の森古墳の石室では室内を興味深く覗き込んでいました。 1時間半ほどのウォークの後、説明を聞いた内容の問題に答えて、お菓子をもらい、最後に、あつあつの焼き芋を頂いて終了となりました。 (2019/10 岩崎) ■祝 世界遺産登録 百舌鳥古墳群を見に行こう~百舌鳥古墳群を巡るバスツアー 9月5日、当会観光ボランティアのメンバー25名で藤井寺市役所を12時30分に出発した。 世界遺産登録推進室主催、案内役は推進室の山田室長。一般募集の便も実施されたらしいが、観光ボラティアだけのチャーター便とは日頃の貢献が認められたのか一寸嬉しい。普段から能弁な山田さん、身内意識もあってかリラックス 古墳のみならず日頃の蘊蓄を面白おかしく話してくださる。 古室山古墳に「日本タンポポの種を蒔いていたら今年咲いていましたね~」、「カラスにも困っているが野鳥保護の観点もあって難しいんですわ~」とか大塚山古墳、狭山池用水、落堀川など広く南河内の歴史の及んだ話は、さすがに詳しい。 山田さんの話に耳を預けている内に堺市博物館へ到着、来館者も多い。度々来ているが、同じ展示を見ても新しい発見があるのが面白いし鉄砲、南蛮船、刃物と幅広い展示に駆け足になる。 次に立ち寄った仁徳天皇陵ではボランティアの方によると世界遺産決定後1日1000人ほどの来訪者とかで、10時~4時半までを二人2交代でやっていますと話されていた。 次に車で履中天皇陵に回り話題の展望台に登った、背丈ほどで高くはないが濠に近く、全国3位墳丘長300m古墳の雄大さが迫ってくる、野鳥にも憩いの場を提供しているのか、濠のフェンスにバードウォチング窓が有るのがうれしい。 古墳が人間にも野鳥にもやすらぎの場で有ってほしいと・・。帰途に就いた。(2019/10南) 古市古墳群からの埴輪展示も 履中天皇陵展望台より ■令和元年度 郷土の歴史講座 「郷土の歴史講座」は5月16日を皮切りに23日、30日、6月6日の木曜日に開催されました。 今年度は男性9名、女性8名の計17名の受講者があり、これは昨年度の3倍増の人数で賑やかでした。昨年までは「観光ボランティアガイド養成講座でしたが、幅広く多くの方に参加していただきたいと「郷土の歴史講座」に名称を変えたことや世界遺産登録を目前にしていることも一因となったかもしれません。 午前に教室での講義、午後は古市古墳群のガイドコースを4回に分けて回りました。藤井寺の古代史、遺跡、寺院、古墳などを網羅した内容で、質問も多く、どなたも熱心に勉強をされていました。 その結果、男性は9名全員、女性は2名が入会を決められました。 当会は、どなたでも快く受け入れて、活動を通じて仲間になりやすい気風があります。世界文化遺産への勧告を受けた現在、一層私たちの力を発揮できるよう新入会員の皆さまと一緒に活動できるのを楽しみにしています。 最後になりましたが、「郷土の歴史講座」開催にあたり、講義、現地ガイドにご協力頂きました講師の皆様に厚く御礼を申し上げます。(2019/7 筒井) ■小学校世界遺産学習フィールドワーク 藤井寺市内7校の小学6年生は、「世界遺産学習」として古市古墳群について藤井寺市教育委員会による授業を受けます。すでに4月には学校で古墳の基礎的な勉強をし、それに続いて5月は各校毎に市内の古墳をめぐります。当会ではコースで通る古墳などの説明役として毎年お手伝いをさせて頂いております。1校は残念ながら雨で実施できませんでしたが、6校、510名の子どもたちが参加しました。 各班は少人数でまとまり首から下げたメモボードにしっかりメモを取っていました。私たち観光ボランティアの問いかけにも屈託なく答えてくれる素直で元気な子どもたちです。学校近くにある仲哀天皇陵古墳は知ってると言っていた子どもたちも初めて見る応神天皇陵古墳の大きさに驚き、また大鳥塚古墳の墳丘ではドングリを見つけたりして、最後に古室山古墳の上で集合しました。 古墳っておおきいという実感とともに、今日の体験で今まで以上に興味や関心を持ってくれたでしょうか。「すごい古墳がある街だよ」ともっと見て歩いて、世界に誇る古市古墳群を心に留めて成長して欲しいと思いました。(山﨑) 古室山古墳上に集合 仲哀天皇陵古墳 ■葛井寺藤まつり ~古代衣装撮影会~ 今年も、葛井寺「藤まつり」に合わせて境内に当会のテントを設営し、4月19日(金)から29日(火)の間、参拝者に境内や周辺の見所などのご案内をしました。 20日と21日の土日、ご希望の方に天平衣装を着ていただく古代衣装撮影会を開催しました。古代衣装に着替えられたご一家は、恥ずかしがっておられたお父さんも藤棚の下で写真撮影をしている間に笑顔になり、家族みんなでいろいろなポーズを取られる様子が、微笑ましく印象に残りました。昨年の自分たちの写真が、テントに貼られているのを見つけて大喜びの姉妹や、古代衣装の男性に記念写真をお願いしている参拝者など、多くの方々が楽しんでおられたようです。撮影会当初の藤は三分咲き程度でしたので、花が咲きそろった28日も急きょ追加で催すことになりました。目の回る3日間でしたが、約120名の方に参加して頂き、いつもの境内と異なり、華やかな雰囲気で賑わっていました。咲き誇る藤の花とたくさんの笑顔の中、数多くの参拝者でミニガイドも大盛況に終わりました。 期間中お越し頂きました方々、関係の方々、ご協力ありがとうございました。(2019.5 木下) ○道明寺天満宮梅まつり 今年も道明寺天満宮では梅の咲き具合を心配しながら梅まつりが開催されました。当会は2月9日から28日迄境内にテントブースを設けて観梅やお詣りされる方々にお声がけをして天満宮の縁起や古墳のご説明をしたり、古市古墳群の地図の配布などしました。 世界遺産登録に向けての活動も理解されておられ熱心に聞いてくださる方も年々増えているように見受けられました。期間中、残念ながら雨で2日間中止になったもののテントにお越しいただいたお客様は昨年よりも600名程増えて2000名を超えました。 例年同様当初は「梅はいかがでしたか」と感想をお聞きしますと「まだ早かったですかね」と判を押したかのようなご返事でしたが、後半の週末はお天気も良く猿回しのお猿さんも元気よく動きお客様を喜ばしていました。 お客様を道明寺へご案内致しました折、在日アメリカ人親子に何と「御朱印はどこで?」と声を掛けられました。新1年生になるお嬢さんは朱印集めを始めたとのことでした。「天満宮へもこれから行きます。」と声が弾んでいました。 奉納俳句は年々増加しているため新たに大きな投句箱を用意、投句数は341句でした。 天候不順による梅の花の咲き具合にも関わらずお越しいただいた方々、また梅まつりの関係者の皆様ご協力いただきありがとうございました。(2019/3 森直樹) ○ふじいでら春季ウォーク 古市古墳群―観梅と巨大古墳と石棺と―3月2日(土) 早春の穏やかな日和に恵まれ147名の皆様が、満開の梅が香る道明寺天満宮から出発しました。仲間たちと利き酒を楽しみに、橿原市からは奈良の歴史遺産は見尽くして、また古墳に関心があってと今城塚古墳の近くから参加のご夫婦など様々な地域から色々な興味と期待を持ってお越しです。 天満宮の復元修羅から始まり、修羅出土の三ツ塚古墳、住宅建設で消滅し古墳公園として復活した盾塚古墳。圧倒的に巨大な応神天皇陵古墳や登って四季の花と展望が楽しめる古室山古墳など、古墳の多さと歴史に驚きの声が聞かれました。 仲姫命陵古墳の堤の途中にある沢田八幡神社では社殿と鳥居の間を電車が通り「ほぉー」と感嘆の声と共に笑顔がこぼれた、藤井寺の珍百景。 市立図書館で重要文化財の小修羅や和紙で作ったジオラマ『古墳をつくる』を見学した後、大井ふれあいらんどの広場で眺望を満喫しての昼食です。 午後は梅と菜の花が満開の津堂城山古墳へ、ここで発掘された水鳥や衝立の大きな形象埴輪、重厚な石棺のレプリカはいっきに古代に誘います。 世界遺産を目指す古市古墳群の多彩な魅力を一緒に歩いて下さった方々と共感できた一日でした。本ウォークにご協力いただいた藤井寺ライオンズクラブ、藤本酒造醸様はじめ関係の皆様ありがとうございました。(2019/3 山本) 古室山古墳 道明寺天満宮 ○ふじいでら秋季ウォーク ~応神天皇陵古墳一周とゆかりの寺社へ~ (10月20日) 朝方はあいにくの雨模様でしたが、その後天候も回復に向かいウォークにぴったりの日になりました。受付が8時半からとこれまでより少し早まったため、8時15分ごろから参加者が集まって来られ計100人以上になりました。 今回は初めて半日コースを実施。お昼までの約3時間のウォークですが、内容は充実しており、古市古墳群のスター、応神天皇陵古墳一周がハイライトです。 道明寺天満宮をスタートし、道明寺・三ツ塚古墳・応神天皇陵古墳の拝所をご案内し、東山古墳を見ながら、ピンクや白のコスモス満開の西側堤を歩いて誉田八幡宮に到着。八幡宮では家族揃ってのお宮参りや七五三参りの晴れ姿がほほえましく印象的でした。その後は、二ツ塚古墳や東馬塚古墳の横を歩いて、応神天皇陵古墳拝所前まで進み反時計回りの一周を達成。大鳥塚古墳・赤面山古墳を通り、台風21号の爪痕の痛々しい古室山古墳の頂上からの眺望も楽しんで頂いて、仲姫命陵古墳を経て土師ノ里駅で解散しました。近隣から来られた参加者も「近くに住んでいるのに知らないことがたくさんありました。」と、喜んで下さいました。 ご参加頂いた方々、ご協力して下さった皆様に心より感謝申し上げます。 (2018/10 中澤) ○平成30年度「観光ボランティアガイド養成講座」 藤井寺市観光協会と当会は、例年通り「ガイド養成講座」を5月末から6月にかけて毎木曜日に4回開催しました。 今年度の受講生は、男性2名、女性3名の5名でした。世界文化遺産の登録を控えての年としては、少々盛り上がりに欠ける人数ですが、女性が男性の数を上回り女性活躍のパワーを感じる方々でした。 講座は道明寺、土師ノ里、古市、藤井寺コースの4つのエリアを1日一か所ずつ、午前に講義、午後にはベテランガイドと平成28、29年度の入会者が分担してウォークガイドの実地研修をいたしました。私は第一日目のコースの内、大鳥塚、赤面山,古室山の古墳を案内する予定でしたが、あいにく雨となり道明寺天満宮の絵馬殿で説明をしました。その後コ-スをサラッと案内する半日となりました。 講座の最終日には、大阪北部地震があり大変な週となりましたが6月21日の講座終了とともに5名の方全員が、観光ボランティアのメンバーとして入会していただきました。これまでの会員と一緒に活動出来る日を楽しみにしています。 最後になりましたが「観光ボランティアガイド養成講座」開講にあたり、講義、現地研修等にご協力頂きました講師の皆様に厚くお礼申し上げます。(2018/7 大橋) ○小学校世界遺産学習フィールドワーク 毎年4月から5月にかけて、藤井寺市内の小学校6年生は、藤井寺市教育委員会が実施するフィールドワーク「世界遺産学習」として市内にある古墳の勉強に出かけます。当会は、本年も市内七校すべての小学校に古墳ガイドのお手伝いをさせていただきました。いつもの大人に向けてのガイドと違い、子供たちの初々しい心に何が残るだろうと私は緊張します。 小学校ではすでに古墳や「百舌鳥・古市古墳群」が2019年の世界文化遺産登録を目指す国内の推薦候補に選ばれたことについての事前学習がなされています。それらのことがあってか古墳に興味を持って来てくれる児童たちが増えてきたようです。 私が担当した小学校の皆さんは、とても静かで、しっかりと話を聞いてくれました。最後の応神天皇陵古墳でも、素早く集合して、メモを取り、集中力を切らさず私の方を見てくれていました。 この児童のうちの誰かが優秀な考古学者・歴史学者になって、未だに残るたくさんの古墳の謎を解き明かしてくれる!そんな確信が持てるようでした。(2018/5森 康員) ○葛井寺藤まつり 4月19~30日 本年の葛井寺「藤まつり」は気温が高く、花の咲き始めが早くなり、例年より約1週間早い4月14日〜29日で行われました。当会も境内にテントを設営し、参詣者に境内や周辺のご案内をしました。参詣者の出足も早く、土・日曜は特に盛況で、天平衣装撮影会の21日、22日は当会のテントを開く10時前より待つ人で、一日てんやわんやの対応となりました。昨年に比べ2.2倍の45組88名の方が、楽しそうにポーズをとり、藤の花に負けぬ美しい笑顔を咲かせていました。 比較的天気にも恵まれ、テントでご案内した数は2097名と昨年比38%の大幅増でした。藤の花の咲き具合は気候の不順もありやや不調でしたが、今年の特徴的なことは葛井寺のテレビ放映がたびたびされたことでしょう。3月に東京国立博物館の国宝展にご本尊が出開帳され、圧倒的な人気を受けました。また、西国三十三ヶ所観音霊場の今年の当番にあたり、阿弥陀二十五菩薩堂が約50年振りに一般公開されました。この為遠く関東方面からも多くの参詣がありました。東京で千手千眼十一面観音を拝観し、その迫力に感動され、出張の合間に訪ねて来られた60歳前後の立派な紳士は「思ったより、境内が狭いですね。葛井寺は藤ではなくて葛ですがどうしてですか?」と尋ねられ、もっと大きな寺かと思っておられたようです。境内や周辺のミニガイドもひっきりなしで大盛況のうちに30日、当会のテントを撤収致しました。ご参加いただいた皆様、関係の方々ご協力ありがとうございました。(2018/5小野) ご了解を得て掲載しています ○春季ウォーク ~古市古墳群ビッグ3と桜~ 4月7日 4月7日(土)、ふじいでら春季ウォークが開催されました。桜は1週間前に早くも満開を過ぎました。その後、温かい穏やかな日が続いていたのが一転、前夜は春の嵐でわずかに残った桜もだめだろうと思われました。 当日、受付時には雨は止みましたが、時折強い風が吹きつけ、気温はグッとさがってウォークには厳しい天候でした。さてお客様は?電車の到着に合わせて初めの方が来られてからも順調においでくださり、最終班も15名様がお集まり。今回の総参加者数は計173名様。過去の好天の日の人数に近い大勢様となり、感激しました。 コースは、道明寺、道明寺天満宮、辛國神社、葛井寺の4社寺と、古市古墳群のビック3の応神天皇陵、仲姫命陵、仲哀天皇陵を含めて、古墳群の大古墳をほぼ網羅して、ご希望の方には地元の酒造にも寄っていただきました。 小さい子供さんたちはドングリや葉っぱを拾いながら、柔らかい土を踏みしめて古室山古墳も登りました。帽子を押さえながら、遠くのハルカスの姿を見つける方など頂上からの眺めを楽しまれました。その後の応神天皇陵では「方墳の拝所側の一辺は300m。さっきのハルカスと同じ長さです」の説明に驚かれ、皆様1日のコ-スを楽しんでお付き合いいただきました。 最近どの催しもお客様が多くなったように感じます、世界文化遺産の登録を意識されてのことでしょうか、嬉しいことです。寒い中ご参加いただいたお客様、関係の皆様ありがとうございました。(2015/5山﨑) ○道明寺天満宮 梅まつり(2月17日~3月10日) 今年の梅まつりは天候不順の為、開催期間が変更されましたが、当会では2月10日から2月28日まで境内にテントブースを設置、大勢の方々が立ち寄られました。「天満宮の縁起」「古市古墳群の地図」、四月開催の当会恒例の「春季ウォーク」などのチラシを配布し、境内のミニガイドや説明など対応させていただきました。 特に百舌鳥古市古墳群の写真パネルに興味をもたれる方が多く、堺のグループの方とは、世界文化遺産登録に向かってお互いに頑張りましょうと握手する場面もありました。5~6名のマレーシアの方はツアーガイドつきで梅園巡りをされているとか、又オーストラリア、コロンビア、スペイン、中国の方々もおいでになりました。スマホなどの普及で多くの情報が広まっているなか長期休暇を使って来られるなど梅まつりを通じて国際色豊かな交流もたくさんありました。 「梅まつり」の奉納俳句は500首近くになり、年々投句も増えているようです。入選作は当会ホームページにも掲載しております。 期間中お越し頂きました方々、関係者の皆様、ご協力ありがとうございました。 (2018/3吉田知) ○「お茶を楽しんでいただく会」に出席して 道明寺南小学校で開かれた「お茶を楽しんで頂く会」に、当会会員が招かれました。卒業 を控えた6年生が、これまで関わっていただいた地域の方々へ感謝の気持ちを伝える催しで、10年余り継続されているとのことでした。当会と小学校は、毎年、6年生を対象とした 「世界遺産学習」のフィールドワークへの協力を通しての繋がりがあります。 昨年のフィールドワークは雨で中止となりました。それにも関わらずお茶会の招待状を 頂き本当に有難くうれしい限りです。 お茶会での6年生の応対や所作は真剣そのもので、ご指導の先生によれば、言葉に依らず 一生所懸命に感謝の気持ちを伝えようとする姿勢は、掛け軸に記された「おかげさま」に相 通ずる、との説明がありました。厳かな雰囲気のなか、会員一同、お抹茶とお菓子を頂戴し、 有意義な時間を過ごすことができました。最後に児童代表による、「これからも道明寺南小 学校をよろしくお願いします。」との挨拶が印象に残りました。 貴重な体験を胸に、未来に向かって彼らが着実に歩んでくれることを願わずにはおられま せんでした。(2018/2山本) ○世界文化遺産国内推薦記念 ふじいでら秋季ウォーク -古市古墳群 どまんなかを歩くー 10月28日(土)ふじいでら秋季ウォークが開催されました。あいにく朝から小雨模様の天候になりましたが61名の方が参加されました。9班に分かれて、道明寺天満宮から允恭天皇陵古墳~応神天皇陵古墳~白鳥陵古墳~古市駅までの約8kmのコースを歩きました。参加動機を伺うと、リーフレットを見たという方が多く、中にはJCOMテレビで知ったという方もおられました。そして何よりも世界文化遺産国内推薦決定効果が大きかったのか参加者は大阪府下にとどまらず他府県からも多くこられていました。どの方も古墳への関心が高く、説明を真剣に聞いていただき、質問も多かったように思います。 駅前でお見送りする際、「地元やけど、知らんかったことを仰山教えてくれて有難う」「春季ウォークも来るで」など嬉しい声を聞かせていただいて、ガイド冥利に尽きるとはこういうことなんだなあと思いました。私もお客様に喜んでいただけるようなガイドにならなければ、と気持ちを新たにしました。 足元が悪い中、怪我もなくゴールまで歩けたことは大変良かったです。ご参加いただいた大勢の皆様、本当に有難うございました。今回が初ガイドの私にとって楽しい学びの1日でした。ご協力いただいた関係者の皆様に感謝いたします。(2017/10 塩尻) ○第8回 あい・うぉーく 道明寺南小学校 10月15日(日)、藤井寺ライオンズクラブ、当市青少年指導会、市教育委員会の共催で今年は道明寺南小学校の児童や保護者の方々を対象に実施されました。当観光ボランティア会のメンバーも例年通りご案内役としてお手伝いをさせていただきました。 小雨模様の中、まなりくんの見送りを受けて9時30分定刻に道明寺南小学校を出発しました。学校に近い古墳、仲姫命陵古墳・赤面山古墳・応神天皇陵古墳・三ツ塚古墳をまわる短いコースです。 先頭のA班は12名。「僕 ここ知ってるよ」 「ここ 先生と来たよ」と大きな声で私や同行の小学5年の姉に自慢そうに言って走り回る小学2年のわんぱく少年。その様子に両親は笑顔でガイドに頷いてくれます。もう一組の5人家族は2歳ぐらいの女の子をベビーカーに乗せ、途中立ち寄った楯塚古墳で古墳の上まで登っていました。気温も17度くらい、傘を差さなくてよい程度の霧雨でむしろウォークに快適。絶えず子供たちのはしゃぐ声を聴きながらのウォークでした。 天候不良のため、参加者は当初の51名が約40名となリました。帰り着いた学校では、青少年指導員会のママさんたちが用意してくれた熱々の焼き芋やお菓子に、子供たちの更なる歓声があがり、当会の11名のガイドは逆に癒されるといった楽しいあい・うぉーくとなりました。(2017/10 小野) ○平成29年度 ガイド養成講座 藤井寺観光協会と当会は、昨年と同様、6月の毎週木曜日に4回の「ガイド養成講座」を開催しました。 今回は申し込みが4人という今までになく寂しいスタートでしたが、2回目からもう1名の方が参加され5人になり少しホットしました。 今年の受講者は、学生さんからシニアの方まで幅広い年齢層となりました。女性の方を含め皆さんが、高い意識を持って来られており、とても熱心に講義やウォークに参加されていました。 本講座はいつも梅雨時になりますが、今年は全日程、雨が降らず晴れ男・晴れ女が揃った様です。 今回は、文化財保護課の方からは「古代から近世に至る藤井寺の歴史」、世界文化遺産推進室長からは、「古墳の世界遺産登録に向けての状況」などの講演がありました。また当会はベテランボランティアが、午前はコースについての講義、そして午後は実施見学の案内ガイドをするという新しい試みでの講座になりました。講義内容と同じコースを歩く、実際に見てガイドの説明を聞く・・・という経験でさらによく理解され、古市古墳群に興味や関心がより深まったように感じられました。 おかげさまで、受講者5人全員が当会に入会されました。今後の活躍を大いに期待したいと思います。 最後にお忙しい中、本講座の講義や現地研修のガイドをお引き受けいただきました藤井寺市役所職員及び講師の皆さまに厚くお礼を申し上げます。(2017/7 林) ○小学校世界遺産学習フィールドワーク 藤井寺市教育委員会は市内の全小学校6年生を対象に世界遺産学習を実施しています。今年は4月28日から約一か月半、雨天中止になった1校を除く、6校500名余りの児童が参加しました。 当会も郊外学習(フィールドワーク)の定点説明のお手伝いをし、私は今回「応神天皇陵古墳」を担当しました。 隣接する羽曳野市にありながら、来たのは初めてという子供たちも少なくありません。古墳の大きさなどを説明すると、熱心にメモをとり始めました。資料のレーザー図に六角形のお堂や階段の跡を見つけると、「今もあるの?」「古墳の中に入ってみたいわ」など興味津々。国宝の鞍金具の復元写真では、「きれいなあ」「すごいものがあったんや」と驚きの声が上がりました。 藤井寺市に住む子供たちにとっては、古墳はそこにあるもの、見慣れた日常の風景です。この世界遺産学習をすることで、身近なもの中に宝物を発見したのではないでしょうか。 どんなに小さな古墳でも、そこには、先人の英知がいっぱい詰まっています。私たちの祖先が残した歴史と文化を大切に思う気持ちを、これからも持ち続けてほしいと思いました。(2017/6 小田島) 応神天皇陵古墳 ○藤まつり 4月21日(金)~30日(日) 葛井寺の「藤まつり」開催に合わせて、今年も、境内の一角にテントを張り参拝者に境内や周辺の見所などの案内をしました。 4月22日(土)23日(日)は昨年も好評だった当会員手作りの天平衣装を参拝者に着ていただく古代衣装撮影会を催しました。 家族全員で衣装を着て撮影をされる一家も何組かおられ、とても微笑ましい風景でした。白い古代衣装を着た男の子は剣が気に入って「えい!やー!」と色んなポ-ズをする姿がかっこよく印象に残りました。また、女の子も可愛らしく、着付けや撮影が気にいったのでしょうか、午後からも再度撮影会に来られた姉妹も居られました。昨年も一家で写真撮影をしたと言う方もあり、青空藤棚の下、古代衣裳での変身は格別に楽しんでいただいたようでした。 今年は気候の関係で衣装撮影会当日、藤の花は満開とはいかなかったものの、華やかな雰囲気の中大好評に終わりました。又、とても暖かい2日間で、遍路の方々など沢山の参拝者で境内は大変賑やかでした。 藤まつりも後半、藤の花房も1mを超えるほどになり、色も美しく咲きそろい見ごろになりました。(2017/5安田) ○春季ウォーク 4月1日(土)、「桜 社寺と古墳の里をめぐる」をテーマに、ふじいでら春季ウォークを開催しました。今年の開花は遅くちらほらの桜ではありましたが、前夜からの雨もあがり、道明寺天満宮を起点に藤井寺市北部の古墳(津堂城山古墳)や寺社(潮音寺,伴林氏神社)などを巡る約7kmのコースを、150人が楽しまれました。 潮音寺では平安時代に孝養を尽くした衣縫孝女(いぬいこうじょ)の石碑と、中興の祖・独長禅師(どくちょうぜんじ)が描いた釈迦涅槃図を拝観。涅槃図を初めて見る方が多く、閻魔大王の審判に際して「涅槃図を見たと答えれば極楽に行ける」と紹介すると、これだけで参加した値打ちがあると大変喜ばれていました。 大井ふれあいランド北側の遊歩道は桜のトンネルになるはずでしたが、残念ながら未だ蕾。目線を下げて道沿いのユキヤナギを眺めていると、白い花に混じってピンクの花が2、3枝咲いています。突然の訪問客にはにかんだ衣縫孝女がポッと頬を染めたかのようです。市内から母子で参加された方は、母親の健康を気遣い30年ぶりに同居の予定だそうです。一緒に歩く。ただ、それだけで二人とも喜びが滲み出ていました。 ウォーキングの目的は人によって異なります。歴史だけでなく、普段着の藤井寺を紹介することも大切と感じた一日でした。最後になりますが、本ウォークにご協力頂いた皆さまにお礼申し上げます。(2017/4古川) ○道明寺天満宮 梅まつり テントブース2月10~28日 道明寺天満宮では、毎年恒例の梅まつりが開催されました。境内に設けた当会テントでは天満宮縁起、古市古墳群の地図などの資料を配布し説明や案内をさせていただきました。 今年は梅には丁度良い天候だったようで、春の嵐にも吹き散らされずに紅梅、白梅、ピンクのしだれ梅など揃って見事に咲き、見ごろも長く続きました。 句会、撮影、ウォーキングなど、大勢のグループでの参拝や観梅のお客様も近年多くなって来ました。応神天皇陵古墳など古墳巡りに興味を持たれるお客様には当会制作のマップで説明や案内をしたり、天満宮のミニガイドも大変喜んでいただけました。また今年は境内で猿回しのショーもあり、一番前の席で見ていた子供も大喜び。新米お猿さんの懸命な演技に、取り囲んだ人垣は拍手や笑いで大いに沸いていました。 例年通り、期間中天満宮奉納俳句の募集もあり、入選するかなとほほえみながら投句をされる方など、昨年より多い作品が集まりました。年齢を問わず、大勢の方々で賑わう梅の天満宮、これからも地域と共に発展する場であるようにと思いました。期間中においでいただきました方々、天満宮の関係者の皆さま、ご協力いただきありがとうございました。(2017/3山崎) ○道明寺南小学校の「お茶を楽しんでいただく会」1月31日 初日は、お天気もよかったことに加え、前日にテレビ放映された天満宮の梅に多くの人が魅せられ、大勢の参拝客でにぎわいました。 今年は日曜日のNHKの大河ドラマ「真田丸」の影響か、道明寺合戦に興味をお持ちの方が、市内外を問わずたくさんこられました。 満開の梅を観賞した後、この近隣の歴史遺産を巡りたいと言う方もおられました。また、観光マップを眺めながら、道明寺合戦の東軍・西軍の陣の動きについて話が弾む場面も多く見られました。夏の陣の舞台となったこの地の歴史にロマンを感じられたのではないでしょうか? 俳句の奉納や家族や友人と連れ立って梅園散策など、さまざまな方が毎年お参りに来られる梅まつりは、楽しい年中行事の一つになっているようです。 期間中にお出でいただきました方々、天満宮の関係者の皆様、ご協力ありがとうございました。(2016/2松村) ○ふじいでら秋季ウォーク 10月24日(土) 今回の秋季ウォークは、第14回大阪・奈良歴史街道リレーウォークを兼ねて開催されました。道明寺天満宮から、応神天皇陵古墳、白鳥陵古墳、仁賢天皇陵古墳、仲哀天皇陵古墳、シュラホール、葛井寺、藤本酒造をめぐる8Kmのコースでした。 担当した班のお客様は、大阪住吉・堺・柏原の観光ボランティアの方々が半分くらいおられて、歴史の知識も相当お持ちのようで、熱心に説明を聞いて質問され、反応も良く協力的でした。途中からは、「後ろから車が来ています。」等のかけ声も一緒にかけてくださって仲間のガイドが増えた様な気分になりました。 参加者の最高齢は内緒ですがと言いながら84歳の女性の方で、古室山古墳の山頂も元気に登られ、最後までペースを守って完歩され、感心しました。 最後は軽音楽のバンドを聞いて心の洗濯をしたあと、藤本酒造できき酒を楽しみ、何度も御礼を言われて元気に帰られました。 当日は200名以上の参加者があり、天気も良く、事故もなく、無事に楽しく終わり良かったです。ご参加頂いた皆様ありがとうございました。またご協力いただいた団体・皆様にも感謝申し上げます。(2015/11up) 大鳥塚古墳でガイド ○あい・うぉーく10月18日(日) 10月18日(日)藤井寺ライオンズクラブ・市青少年指導員会・市教育委員会の主催で 道明寺小学校の児童・保護者の皆さんを対象とした「あい・うぉーく」が開催され、観光ボランティアの会もガイドとしてお手伝いをさせていただきました。 素晴らしい秋晴れのもと、33名の参加者は土師ノ里支所を出発し、鍋塚古墳~仲姫命陵古墳~古室山古墳~赤面山古墳~大鳥塚古墳~応神天皇陵古墳~三ツ塚古墳をめぐりました。 あべのハルカスを遠くに望む古室山古墳では、柿を取る道具を使って柿をもいだり、大鳥塚古墳ではドングリを拾ったりして秋の自然に触れながら、古墳について子供たちといろいろな話をすることができました。ふだん、公園だと思って遊んでいたところが古墳だったと気づいたり、航空写真をみて応神天皇陵古墳の大きさにびっくりする等、子供たちにとって、今日のウォークが地域の歴史を知るきっかけになればいいなと思いました。 土師ノ里支所に到着した子供たちは、クイズに挑戦。説明箇所での話もよく聞いていたのでしょう、全問正解でしっかりお菓子をゲットできました。あつあつのやきいもをいただきながら、楽しいウォークを終えることができました。 (2015/10up) 中津姫命陵古墳をバックに鍋塚古墳でガイド ○藤井寺市民まつり(しゅらまつり) 9月20日(日) 当会は、昨年に引き続き、観光協会と世界遺産推進室のテントを半分お借りして、「古代衣装で写真を撮ろう」「折り紙相撲でとんとんあ・そ・ぼ!」「クイズ大会!藤井寺の歴史に挑戦しよう!」「楽しい手品」「紙芝居(藤井寺の民話)」と各テントで内容豊かに参加致しました。 当日はシルバーウイークの初日にふさわしく見事な秋晴れの下、大勢の会員がおおわらわで準備をし、汗を流しながら呼び込み、沢山の方々にご参加頂きました。 テントでは不思議な手品に思わず足を止める方、折り紙相撲では、負けた悔しさにもう一回挑戦したり、折り方の紙をもらって満足顔の子供さんも。古代衣装は60組が参加され、着付け具合を気にされる方、衣装を付けない方も、古墳を背景に古代の雰囲気を味わって楽しまれた様子でした。待ち時間には世界遺産推進室の缶バッヂ作りをお勧めし、相互効果が有ったかと思います。 どの出し物も予定の時間を延長するほど大盛況で, 参加者に用意した記念品も大変好評でした。当会のメンバーも子供の笑い顔、大人の笑顔に負けずに楽しそうに触れ合っていたのが印象的でした。また、女性メンバーのパワーを感じました。 今年は「藤井寺駅長お勧めウォーク」と重なり、ガイド等でメンバーが分散しましたが、当会の組織力の強さで乗り越えられました。来年参加の時は世界遺産登録の朗報を持ってかかりたいと思う一日でした。 ご協力いただきました関係者の皆様ありがとうございました。(2015/10up) ○ガイド養成講座 藤井寺市観光協会と当会は従来行ってきた「郷土の歴史講座」の名称を「ガイド養成講座」に改め5月末から6月にかけて5回の講座を開きました。 今回「ガイド養成」としたことで、目的が明確になった為か、受講者が8名と、例年よりも減少しましたが、その分参加され方の受講姿勢にはより熱いものを感じました。 受講者の中に大阪郊外からの女性がおられ、その参加の理由が「古墳に深い関心を持っており、古墳のことは藤井寺市観光ボランティアの会がベスト!」とのこと。その言葉に会員一同感激! 梅雨時でもあり朝から雲行きがおかしく、午後からの現地研修の開催が懸念されるケースもありましたが、午後になるとそれを忘れたかのようなお天気になり無事予定のコースを終了出来ました。また講義の中で玦状耳飾りの実物を持たせていただけるという嬉しいハプニングもありました。 最終日の面接では受講者全員が当会に入会されることになりました。その結果当会の会員総数は70名を越える大所帯となりました。 最後にご多忙にかかわらず本講座のために講義をしていただいた講師の皆様にお礼申し上げます。
5月19日(火)、藤井寺小学校児童181名を長持山石棺前で出迎えました。 「お早うございます!」元気な声と大人数の子ども達に圧倒されました。 私達は「仲姫命陵古墳」を担当しましたが、子ども達は学校での授業の成果を発揮し、私達の問いにハキハキと答えてくれました。又、付近の民家の屋根が眼下に見える事を説明することで仲姫命陵古墳が国府台地の高台にあることを実感したようでした。 小雨が降る中にもかかわらず、熱心に耳を傾けメモを取る子ども達の姿に、 これからも今以上に藤井寺市の歴史と価値を認識し誇りを持ってほしいと願う気持ちで一杯になりました。 仲姫命陵古墳
市立図書館で本物の小修羅に感動された方もおられ、津堂城山古墳に着くと、温かいコーヒーや懐かしい演奏とコーラスに出迎えられてほっと一息。和やかな雰囲気の中でお弁当をひろげたり、中には一緒に口ずさむ方もおられ、皆さんそれぞれおもい思いに楽しまれました。そのあと善光寺さんのお参りをご希望されている方々は藤井寺駅までお見送りしました。「わたしはこれから堺まで歩きますわ」と言われた方が24日の梅まつり当番の時にこられ「この間はお世話になりました」と握手されて大照れのオマケ付、ガイド冥利の春季ウォークになりました。 ご協力をいただいたNICE!藤井寺バンドの皆様をはじめ、コーラスの菊矢様グループの皆様そしてガイダンス棟職員様に感謝申し上げます。
藤井寺市観光協会と当会は、本年も「郷土の歴史講座」を6~7月にかけて計5回開講しました。今回の受講生は、男性14名、女性9名の23名と例年になく多くの方が受講されました。これは、百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録推進のPR活動が徐々に地域の人々に浸透してきたのと、団塊世代の大量定年退職の時期を迎え、生きがいを求めて学ぶ人々が多くなってきたこと等が関係するものと思われます。 ○あい・うぉーく 道明寺東小学校 ○秋季ウォーク “秋季ふじいでらウォーク+ワン” 10月27日 ○藤井寺市民まつり(しゅらまつり) 9月16日 ○郷土の歴史講座 ○小学校の世界遺産学習 フィールドワーク ○韓国全州市のご一行を歴史ガイド ■葛井寺 藤まつり ○藤井寺西小学校3年生の社会見学 3月13日(火) 少し肌寒さが残っていましたがいいお天気の中、藤井寺西小学校の3年生45名(2クラス)が今年度最後の社会見学として、応神天皇陵古墳、古室山、道明寺、道明寺天満宮を巡りました。私達も一緒に参加し、各定点で説明するなどお手伝いをしました。 3年生という低学年の子供たちを案内するのは今回が初めてなのでどのように説明すれば…と多少の不安はありましたが、絵カード等に興味を示し、熱心に耳を傾け、ワークシートにも古墳の形や名前をきっちり書き込むなどの姿が見られました。ちょうど梅の花が見ごろの古室山では「山登りや~」元気いっぱい登り降りを楽しんだり、天満宮では大きな修羅のレプリカに「でっかいな」と大歓声。撫で牛をいつまでも撫でているなど何もかも興味津津の3年生でした。また道明寺では「入ってはいけない場所」「大きな声で話さないこと」などの約束もちゃんと守っていました。帰りの電車の中ではどの子も満足そうな表情で予定通り無事に帰校できました。今回藤井寺の歴史地区を実際に歩き、登り、見て、聞いて、触れる中で3年生なりにきっと何かを肌で感じてくれたことでしょう。高学年になっても今日の経験が歴史の授業に役だってくれればと思いました。 ○道明寺天満宮 梅まつり ○春季ウォーク“観梅・酒蔵・遣唐使の里をたずねて 2月 29日(水)、当会恒例の春季ウオーク(近鉄ハイキング情報誌掲載)を開催しました。今年の梅の開花は例年より2、3週間も遅く、ようやくちらほらと咲き始めた道明寺天満宮が集合場所でした。今回は平日の開催のうえ朝に少し雨が降って参加者の足取りが心配でしたが、
200名を超える方々が参加されました。
○世界遺産をめざして「古市古墳群を巡る」 12月3日、恒例の古市古墳群を巡るウォークを開催しました。藤井寺市、泉南市ほかから16名が参加されました。前日からの雨模様の天気が、集合の時は晴れてさわやかなウォーク日和になりました。土師ノ里駅を出発して周回する、允恭天皇陵古墳、仲姫皇后陵古墳、応神天皇陵古墳など、古市古墳群の中でも大型の前方後円墳や中小の古墳が群集する見どころの多いコースです、大型古墳の周辺に点在する陪塚にも焦点に当てました。コース近くにお住まいの参加者は、すぐそばにこれほど多くの古墳があることを知って驚きです、と話しておられました。 紅葉で美しい古室山古墳からの眺めが印象深かったです。 ○秋季ウォーク 藤井寺歴史探訪ウォーク「藤井寺 秋の古代ロマンの旅!」 10月29日(土)、当会主催の恒例の秋季ウォークを開催しました。集合地点の道明寺天満宮では「まなり君」「まほろばマップ」がお出迎えし、 準備体操の後「まなり君」の見送りを受け、グループ毎に出発。今回は、「古市古墳群」の北エリアコースからアイセル・シュラホールへ向かい、
ゴールは酒蔵での「利き酒」をというルートで計画しました。天候にも恵まれ104名の参加者があり、市内からの参加者は勿論遠くは三重県からの参加者もおられました。昼食は眺望の素晴らしい「ふれあいランド」で各々美味しくいただき、
後半戦のスタート。ゴール直前のアイセル・シュラホールでは「まなり君」が再び参加者を出迎え、喜んで頂きました。藤本酒造での利き酒、そして道明寺餅・みたらし団子も好評で、
会員も集合し賑やかなひと時を過ごし4時前に終了しました。新入会員による初ガイドデビューも首尾よくこなしたようで、秋の一日全員がウォークとガイドを楽しんでいただけたと思います。
ご参加いただいた方々およびご協力いただいた会社・商店の皆様有難うございました。 ○市民まつり(しゅらまつり) □メインステージ 「修羅大王の古墳みこし」 私たち藤井寺市観光ボランティアの会は、今年も市民まつりに参加しました。 メインステージでは、市民の皆さんに・・古市古墳群を世界遺産に・・と、「修羅大王の古墳みこし」を製作し、会場を訪れた子どもたちに呼びかけて、みこしに乗った古墳に形象埴輪や円筒埴輪を飾ってもらい、古墳を完成させる試みに挑戦しました。前日までの雨と打ってかわって、真夏並の炎天のもと、たくさんの子どもたちがステージ上での古墳造りに参加してくれました。
古墳完成後は、参加者全員で「古市古墳群を世界遺産に」と大声で市民にアピールし、エイエイオーのかけ声とともに、子どもたちと記念写真に収まりました。 □テントブース テントブ-スでは「割り箸ハンドゲ-ム」や「松ぼっくりの人形作り」が予定され、当会員の可愛い作品もサンプルとしてテーブルに置かれ、オレンジ色の新しい会員ユニフォームが朝早くから活気を与えてしました。
ブ―スでは若いお母さんや低学年の子供さんたちがたくさん訪れて、幼くて作れない子供さんには会員が手助けをするなど、皆が笑顔で仲良く作品を作りました。出来上がって嬉しそうな笑みや満足そうな顔、「ワ!カッコイイ」とぞき見した中学生の声など・・・。また年配の方も作られた人形を持ち帰り、孫と一緒に楽しみたいとも言っておられました。
間伐材やエコ材質などを利用し、出来上がりも可愛くて温かみもあると評判でした。その後の「民話の紙芝居」も小さな子供さんたちやそのお母さん達も楽しそうに見て頂き、一日中、お客さんの途絶えることのないテントブ-スでした。 ○藤井寺市の小学校の校外学習 毎年藤井寺市内の小学校で行われる校外学習に地域の史跡などを巡るガイドを行っています。今回、下記の三校のお手伝いをしました。 □藤井寺南小学校 オリエンテーリング 4月22日 藤井寺南小学校は初めてのお手伝いです。6年生3クラス、96名の生徒が参加しました。当校の特徴は、遊びの要素を入れながら、体験的に学習するものです。 生徒達は4~5名のグループに分れ、地図を頼りに古墳を中心とした6箇所の定点を訪れ、そこで待機している私たちから古墳の説明を受け、郷土が誇る古市古墳群を学習しました。 駆け足で行動するグループもあれば、ゆっくり散策といったグループもあり様々で、時には道に迷うこともあったようですが、全員無事に巡り、我々の説明にはメモを手にして熱心に耳を傾けました。コースのほとんどが校区外のため、地理に不慣れだったようでしたが、好奇心いっぱいの生徒たちのいきいきとした目が印象的でした。 昼食は最終地点である古室山古墳で摂る予定でしたが、生憎途中から雨が降り出したため、学校で摂ることになり、減らしたお腹をかかえて学校に戻っていきました。
□道明寺東小学校 フィールドワーク 6月3日 当校は4年続けての校外学習です。梅雨時にもかかわらず好天にめぐまれ、6年生66名の生徒が参加し、無事に終えることができました。 毎年行ってきたため、先生方も私達も、少し慣れてきたのか、従来のコースを一部変更したにもかかわらず、時間的にもやや余裕をもって、学校に帰着することができました。 又、それにともなう5月31日の実施事前学習も、昨年までの内容(フィールドワークコースに沿った、史跡、寺社、古墳)に加え、世界遺産に関する説明も加える内容にしました。 生徒達は、熱心に聴講していました。こちらからの問いかけに対しても反応が良かった印象を持ちました。例年、少しずつ工夫を加えて、続けていきたいと思います。
□道明寺南小学校の校外学習への参加 梅雨の晴れ間に恵まれた6月9日(木)、学校からの要請を受け6年生59名の校外学習に参加しました。昨年と同様、校区内の天満宮、道明寺、古墳を案内する内容でしたが、先生と相談し掃除の時間を融通して応神天皇陵も加えました、当日、児童の参加は2学級6班の59名、当会のメンバーは定点の2名を加えた14名で、学校から右廻りと左廻り各3班が夫々5分間格でスタートする事としました。 今回は各ポイントでの説明項目に差が出ないよう、スタッフには事前周知し、児童は学校で作成したワークシートを持って各自が質問を用意していました。 蒸し暑いお天気の午後、全員元気に無事故で帰校しましたが、ワークシートへの書き込みが意外に時間を取り、帰校予定時間を少しオーバーする結果となりました。定点説明との併用を含め来年に向けての課題です。 なお一週間後、参加児童がメッセージを書き、班毎の写真を張った「式紙」がお礼として届きました。メッセージには今まで遊び場でしかなかった古墳が歴史的に貴重なものであること、自分らの住む町の素晴らしさに気付いたこと、神社やお寺のお詣りにはそれぞれマナーがあるのを知ったこと、等が記されてあり、有効なお手伝いができたのでは、と思っています。
○春季ウォーク・・・観梅・古墳・酒蔵めぐり 3月6日(日)、当会主催の恒例の春季ウオーク(近鉄情報誌掲載)を開催しました。梅が満開の道明寺天満宮に続々と参加者が集まり、13名の誘導ガイドは、30~40名を引率して次々と南大門をスタートしました。今回はコースを出来るだけシンプルにして、ゆったりとガイドを聞いてもらい、ゴールの近くの酒蔵でおもてなしをする趣向です。 新聞、ラジオといったメディア効果もあって近隣の地域だけでなく遠くからも参加があり、用意した資料ギリギリの400名を数えました。多少混雑したところもありましたが、余裕を持った対応と、新入会員による初体験ガイドも首尾よくこなしたようです。藤本酒蔵での甘酒や新酒の利き酒、そして道明寺餅、みたらし団子等お土産物も大盛況で、葛井寺南大門での「まなり君」のお出迎えも大好評でした。 薄曇りながら暖かい日で、全員が気持よく散策とガイドを楽しんでいただいたかと思います。小雨の降り始めた4時前に会員総出のイベントを終了しました。ご参加いただいた方々、およびご協力いただいた会社・商店の皆さまにお礼申し上げます。
当会では、年間行事の一つとして、今年も道明寺天満宮の「梅まつり」の期間中、平成23年2月11日から28日までの18日間、境内にガイドブースを設け、天満宮縁起ガイドちらし、古市古墳群マップなどを配布して、また古墳写真パネルを掲出して、天満宮由緒やゆかりの地、世界遺産登録を目指す古市古墳群の紹介などのミニガイドを行いました。 当初は大雪に見舞われ、どうなることかと心配しましたが、あとは好天続きで、梅も開花し、大勢の参拝客、観梅客でにぎわいました。商店街では、手作りの道明寺・道明寺天満宮の観光案内看板を設けるなど、私たちも顔負けのサービスにつとめておられました。 ブースでは今年もご参拝の方に「梅」を題にした俳句を詠んでいただく「奉納俳句」を受付けたところ、昨年に倍する181人の方から403句の投句をいただきました。入選句は2月25日の梅花祭当日から境内に掲出しています。詳しくは当ホームページの「ふれあいひろば」をご覧ください。ご投句いただいた皆さまにはお礼申し上げます。今後も天満宮梅まつりに伴う恒例奉納行事として定着させたいと思います。 |
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